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ストレスは、ストレスという言葉を知ったときから始まる

ストレスは、ストレスという言葉を知ったときから始まる。


wikipediaの言葉の項に、下記のような記述がある。

全ての言葉には対応する概念が少なくとも一つ存在する。一方、概念の中には対応する言葉のないものがある。


「肩こり」という言葉が無い国・地域では、「肩こり」の人が居ないと言うのは有名な話。

では、ストレスという言葉はいつから日本にあるのか。
残念ながら、寡聞にして知らない。参考として、Amazonで見つかるストレスの本で、最も古いものは1962年となっている。
一般的な言葉になった時期も分からないが、日本人が働きすぎだと言われ、それが見直され始めたころで、かつバブルがはじけたころ(1992年前後?)のように思う(知ってる方は教えてください)。

要は、そのころから日本人にはストレスという明確な概念ができ、ストレスを「解消」せざるをえなくなった。

過度に「ストレス」という言葉を使うため、意識しすぎる。さらに、「ストレスをためると体に悪い」と言われるため、解消しようとする。しかしなかなかできず、さらにストレスの溜まる悪循環になっているように思われる。

また、解消といっても、ストレスの原因を解消するのではなく、溜まったストレスを発散と言う形で行われている。
当然、根本解決には至らない。
いずれは再びストレスの溜まる状況におかれるため、ストレスを発散することを行っている最中でもストレスの原因となることを考え、ストレスがたまってしまう人は少ないように思う。

根本原因を解消できれば良いが、それが「職場での人付き合い」などとなると、どうしようもない。
それが原因で精神異常をきたしたのであれば適切な手段をとってもらえるが、そういう人は少数だろう。



では、どうするのか?


発想を転換すればよい。

ストレスがあること、溜まることを「悪」とするのが間違っている。
人が生きていく上でストレスが溜まるのは仕方が無い。たとえ無人島に1人で住んでいても、「1人で居ること」そのものにストレスが溜まるだろう。

また、ストレスと戦うであったり、逃げたりという概念を持ち込むのも間違い。ストレスと戦って、勝てますか? ストレスから、逃げ切れますか?
結果が見えているのに上記のような概念を引っ張り込むため、さらにストレスが溜まる。おかげで、商品は良く売れるのかもしれないが。

ストレスとは誰にでも常に存在し、回避不可能なものとして捉えた上で、付き合っていくことを考えるのが良い。
最終的には空気のように、そこにあるのが当然で、意識もしないようになればストレスはなくなっているだろう。
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